PCヘッダ
スマホヘッダ



TOP  >  Blog  >  【胡蝶蘭 植え替え】上手に植え替えて長く楽しむ方法
  • 【胡蝶蘭 植え替え】上手に植え替えて長く楽しむ方法

    2018.05.25

    【胡蝶蘭 植え替え】上手に植え替えて長く楽しむ方法

    胡蝶蘭は何より豪華であり、また可愛らしくもありますが、その存在感は他の花を圧倒する見事なものです。
    ただ、高価なので自分で買って楽しむよりは、頂く方が多いでしょう。折角頂いた胡蝶蘭です。翌年も楽しむ為にも「植え替え」をしましょう。

    植え替えはポイントを押さえれば、上手く行きます。
    是非植え替えをして長く楽しんで下さい。

    植え替えをするタイミング

    胡蝶蘭は植え替えをする時期が決まっています。
    それは、
    1. 花が総て枯れた、まだ暖かい時期
    2. 2年に一度
    3. カビが生えたり病気に罹った時
    です。

    初めて植え替えをする時は、胡蝶蘭の花が総て枯れた時を目安にしましょう。

    植え替え時に気を付ける3つのポイント

    1. 株を1つずつ分ける

    胡蝶蘭は1株ずつポット等に入った物が3本、5本と寄せ植えになった状態になっています。
    根が育つに連れてポット等の容れ物に根がくっついてしまうことがあるので、その場合は植え替え前に水を多めに根に吸わせて下さい。そうしておくと、根が容れ物から剥がしやすくなります。

    花が終わった茎は、根元から消毒したハサミで切り落とします。

    2. 胡蝶蘭の植え込み材を元の物と同じ物を使う

    胡蝶蘭は、元々木や岩に着生しています。そして、原種はインドやスリランカ、中国南部からインドネシア、ミャンマー、タイといったほぼ熱帯地方がその生息地でした。

    その為、胡蝶蘭は土に植えるのではなく、水コケかバークに植えられています。
    水コケに植えられた物は水コケに、バークに植えられていた物はバークと、前と同じ材質の物に植えましょう。水コケに植えられていた胡蝶蘭を、バークに植え替えたりすると、枯れやすくなるので注意しましょう。

    バークとは樹皮を砕いた物なので、木に着生する胡蝶蘭の生態に近い材質です。

    3. 根から水コケやバークを取り去る

    根を丁寧に容れ物から出したら、付いている水コケやバークを取ります。特に水コケは根に絡まって取りにくいのですが、総て取り去って下さい。

    根も黒くなっている物や細くなっている物、また弾力が無くなっている物は枯れている可能性があるので、切り取ってしまいましょう。
    根は弾力性がある物だけ残すようにします。

    新しい鉢への植え替え

    ・新しい水コケやバークを水に浸けてから、水コケは胡蝶蘭の根をそれで包み、それまで入っていた物より一回り大きな鉢に入れます。
    根をぐるっと回す様にしながら入れて行くと上手く入ります。

    ※この時根を折らない様に注意が必要です。胡蝶蘭の根は、空気中の水分も吸うので、根を傷めると枯れやすくなってしまいます。

    ・バークで植え替えをする場合は、鉢はポリポットやプラスチック製の物が向いています。バークは水はけがとても良いので、乾きにくい鉢との相性が良いのです。
    素焼きの植木鉢は乾きやすいので厳禁です。胡蝶蘭に取っては水分が足りなくなってしまうからです。

    ・根の周りに水コケやバークを入れていきます。隙間が無くなるように、割り箸等で埋めていきます。
    葉のすぐ下まで水コケやバークが来たら、指でしっかり押し込んで下さい。

    後は水をたっぷり上げれば完了です。

    植え替え後は

    ・水やりは、受け皿に水が溜まる程はやらないで下さい。
    また、バークは乾燥しやすく、乾燥してしまうと水を吸いにくくなるので、水やりをする時はたっぷりやって下さい。
    そのうちバークも水分を常時含む様になるので、バークを触って濡れているかを確かめながら、乾いていたら水をやるようにします。

    ・胡蝶蘭は直射日光は苦手です。
    家の中でも、窓辺のカーテン越しの日差しが丁度良いです
    また、胡蝶蘭は通気性も必要です。窓からの風が当たる場所に置くようにしましょう。
    ただし、エアコンや扇風機等強い風は苦手な上に根が乾きやすくなるので、エアコンや扇風機の風が直接当たる場所は避けましょう。

    ・胡蝶蘭を外にも飾りたい場合は、直射日光が当たらない所なら、35度までは耐えられます。その際、風通しの良い場所を選んで下さい。
    ただ、最近は地域に依っては、真夏は40度にもなりますので、関東以西では室内で鑑賞した方が良いでしょう。また、外に出しておくと虫がつきやすいのと、元々東南アジア原産の為寒さに弱いので、胡蝶蘭は室内で楽しむ方をお薦めします。

    ・肥料は他の植物同様、植え替え直後にはやらないで下さい。植え替え後は弱っているので、10日間位は水もやりません。そして、1か月の間に数回だけ水をやります。受け皿に水が溜まらない程度、根が湿る程度で充分です。
    その後、洋ラン用の肥料を与えましょう。
    でも、胡蝶蘭は本来肥料が要らない植物です。少ない水分から身体の中でゆっくりと栄養を作ることが出来る植物なのです。

    ですから、肥料を使うとしても薄めて使うようにして下さい。
    水で薄めるタイプの肥料を使い、1000~5000倍に薄めてからやって下さい。

    胡蝶蘭は、肥料よりも水の上げ過ぎに依る根腐れに注意しましょう。

    まとめ

    胡蝶蘭を翌年も楽しむ為には、花が全部落ちてから、茎を切り取って根を新しい鉢に植え替えます。
    その後は2年に一度植え替えをすると、花を長く楽しめます。

    胡蝶蘭と聞いただけで、繊細で植え替えも難しく感じてしまうかもしれません。しかし、決して難しくないことが分かって頂けたと思います。

    意外と強い植物なので。水のやり過ぎにだけ注意して、胡蝶蘭を育てる楽しみを味わって下さい。

Blog

ページトップへ

Copyright (C) All Rights Reserved.