[胡蝶蘭ギフト]お祝い・プレゼント・贈り物
胡蝶蘭が法人ギフトとして人気の理由
胡蝶蘭の見た目と特徴、イメージや花言葉にギフトとして選ばれる理由があります。
【胡蝶蘭 ギフト】法人ギフトに選ばれる理由1・美しさ
胡蝶蘭と聞くと、代表的な形が思い浮かぶという方も多いのではないでしょうか?
垂れ下がった茎から大きな花びらのついた花がいくつも咲いている様子、サイズの大きなものでは左右対称に花開いた状態といった外観は、花の美しさだけではなく気品も兼ね備えた雰囲気があります。学名であるPhalaenopsis aphroditeという名前も、羽を広げた蛾(蝶)と愛と美の女神の名がそれぞれ由来していることからも美しい花であることが表されています。
【胡蝶蘭 ギフト】法人ギフトに選ばれる理由2・匂い、花粉
加えて、機能的な面でも好まれる要素があります。匂いや花粉が少ないことです。花にはそれぞれの匂いがあります。匂いのタイプや強さによっては、贈った相手に好まれない場合もあるかもしれません。環境によっては、匂いが邪魔になってしまうことも起こり得ます。そして、どのような種類の花であっても少なからず花粉を落とします。
花を生けたことのある方なら経験があると思いますが、多くの花粉が下に落ちている様子は傍目にもきれいなものではありません。人によっては、アレルギーの心配もあるでしょう。匂いや花粉が少ないことは、贈り物として大きなメリットになります。
【胡蝶蘭 ギフト】法人ギフトに選ばれる理由3・花言葉
そして花を贈る際には、花の持つイメージや花言葉といった要素も重視されます。胡蝶蘭は古代より珍重されており、多くの花をつける様子が子孫繁栄のイメージと結び付けられていました。その花言葉も幸せをイメージさせるものとなっています。
“幸福が飛んでくる”
“純粋な愛”
“機敏な人”
というものです。
これに花の色ごとの言葉が加えられます。白は“清純”、ピンクは“あなたを愛しています”、というものです。最近ではリップと呼ばれる白赤、黄色や青、紫といった様々な色も販売されています。これらの種類に花言葉は付けられていませんが、縁起の良い色として贈られる機会も増えてきています。
法人ギフト用胡蝶蘭の選び方
胡蝶蘭はビジネスでのお祝いからプライベートな贈り物まで様々な場面で用いられています。とはいえ、胡蝶蘭ギフトは大きなものになると1m近い高さとなることもあります。贈る相手のスペースや飾られる環境もきちんと考慮したうえで選ぶよう心がけておきましょう。
ビジネス関係で贈る場合には、白い胡蝶蘭がよく選ばれています。お祝いの意味を込める時には、リップ(白赤)もよいでしょう。花の大きさは、比較的大きなものが選ばれることが多いようです。大輪~中大輪と呼ばれるもので、1つの花が10cmを越える大きさとなります。
花茎の本数については、奇数が選ばれます。3本のものが多く選ばれますが、5本や7本といった豪華なものが選ばれることもあります。ただし、この本数になると高さに加えて鉢の大きさや横幅も大きくなってしまうので、気を付けましょう。おおよその目安ですが、5本の花茎の鉢では60cmを越える幅が必要となります。
プライベートで贈る際には、相手の好みやお祝いの気持ちに合わせて選びましょう。本数や色といった制限は幾分少なくなるかもしれません。例えば、相手が女性であれば、家族などの親しい間柄であってもピンク色を贈っても良いかもしれません。大きさについても、ビジネスの場合と比べて小さなものが選択できるようになります。中大輪~ミディ、ミニと呼ばれる10cm以下の花のサイズのものでも選ぶことができます。シンプルな一輪挿しやアレンジメントフラワーのようなタイプも含め、形式にとらわれずに贈ることが可能です。
【胡蝶蘭ギフト】価格・相場
胡蝶蘭のギフトは様々なサイズで販売されています。価格については、大まかな傾向ではありますが、以下に挙げる要素が基準となっています。
・花が大きなものほど高価
・一つの茎から咲く花の数が多いものほど高価
・花茎の数が多いものほど効果
あくまで目安ではありますが、胡蝶蘭を贈る場面での価格帯は下記となっています。価格に幅があるのは、店頭で購入する場合と通信販売の店舗を利用する場合で異なっているためです。店舗によって異なりますが、店頭で購入する場合は通信販売を利用した時の倍近い金額がかかると思っておくとよいでしょう。
・開業、開店、移転のお祝い:個人であれば10,000~30,000円、法人であれば20,000~50,000円
・就任、昇進のお祝い:個人であれば20,000円、法人であれば30,000~50,000円
・上場、当選のお祝い:個人であれば20,000~50,000円、法人であれば20,000~50.000円
・個人的なお祝い:知人や友人であれば5,000~20,000円、家族や親戚であれば10,000~30,000円
ちなみに、胡蝶蘭ギフトの大きさを価格帯で分けると下記のようになります。
花の種類 本数 価格帯
大輪 3本 9,000~40,000円
5本 12,000~70,000円
中大輪 3本 7,000~20,000円
5本 16,000~40,000円
ミディ 1本 4,000~10,000円
3本 9,000~20,000円
5本 15,000~30,000円
ミニ 1本 2,000~6,000円
3本 8,000~20,000円
5本 10,000~30,000円
いずれも高い価格となっています。これは胡蝶蘭の苗が高価であること、生育するための環境維持費が高額であること、生育期間が長いためにそれに伴う費用が掛かっていること、出荷の際にも手間がかかっていることが主な理由です。
胡蝶蘭を種から育てて出荷できるようになるまでには、5年を越える期間が必要となります。培養技術の発達により安定して苗の状態まで生産できるようにはなりましたが、それでも苗になるまでの生育に1年間かかります。
この苗の状態から出荷できるようになるまでにさらに3~4年必要となります。この間の温度や湿度の管理、人件費などが価格に反映されているのです。加えて、出荷の際にも手間が必要となります。製品として目にしている状態は、1つの苗から育った胡蝶蘭の花茎を寄せ植えしたものとなっています。それぞれの花茎は独立した生き物です。
すべてがバランスよく花を咲かせる保証もありません。きれいに咲いたものだけが選ばれて出荷されているのです。
【胡蝶蘭ギフト】贈り方やマナー
前項でも少し触れましたが、胡蝶蘭を贈った相手の邪魔にならないような配慮することが重要です。
ビジネスの場面であれ、個人的なものであれ、贈った花が邪魔になるような状況を避けることは、重要なポイントの一つです。こちらのお祝いしたい気持ちがあったとしても、大きすぎて扱いに困ることがあっては先方に失礼となってしまいます。特に多くのお祝いの品物が届く状況では、立札やメッセージカードとともに飾られることが少なくありません。悪い方向で目立ち過ぎないようにすることも大切です。
贈るタイミングにもきちんと気を配りましょう。そして、大きなサイズのものを贈る際には、贈り先へ事前に連絡を入れておくことも忘れないようにしましょう。贈るタイミングの目安を以下にまとめています。
当日より前 当日 当日より後
開業・開店(1週間前~当日) 就任(就任式開催の場合) 竣工(移転の場合は2週間以内)
竣工(新築の場合は前日までに) 上棟式 出産(生後7日~1ヶ月以内)
設立記念(1週間前~当日) 退職(送別会を開催する場合) 快気祝い(退院後の様子による)
退職(直接渡す場合は2~3日前) 誕生日(当日の前後3日ほどの間) 受賞・受章(1週間以内)
長寿祝い(2週間前~前日まで) 昇進(辞令後1週間以内)
お悔み(告別式後7~49日)
ちなみに、胡蝶蘭に限った話ではありませんが、縁起が良くないとされる贈り方もあります。
例えば、開業や開店のお祝いの際に赤い色の花を贈ることは控えておきましょう。赤色が“赤字”や“火事”を連想させるためです。同様の理由で、お見舞いの際に鉢植えを贈ることもやめておきましょう。
鉢植えの植物は(病気などが)根付くという意味に解釈されることがあるためです。また、病院などでは量に関わらず花粉が舞うことを問題視するところもあります。こうしたところでは、他の贈り物を考えるようにしましょう。